術後3日目(12月23日)
●右肋骨あたりに、激しい痛みを覚える。時々そこら辺で、パチンとガスがはじける。傷より痛い。
『 ナゼ?? 』 ( ̄へ ̄;) だってそこは、手術とは関係無いはず・・・・
看護婦さんに訊いてみると、手術の時機械でおなかの切開部を広げるため皮膚を引っ張るそうで、
そのせいかもしれませんとのこと。おなかと肋骨を押さえつつ、猿人のように歩く私だった。
●手術の前から差しっぱなしの右腕の点滴用の針の周りが腫れてきている。手術用の太い針だから
漏れたのかもしれないと看護婦さんが言っていた。左腕に通常の点滴の針を刺してもらう。
ナゼか血管がうまく出ず、2回失敗(以後アザが退院後暫くするまで残る)、3度目の成功。
点滴は、朝夕だけで、しないときは針は刺しっぱなし、繋ぐ管は丸めてテープで止めてある。
この丸めた管に血が少し流れていてビックリしたが、皆さん同じで安心した。
でも、一番痛かったのは、おなかの中で血が固まらないように打つ血栓予防の注射!
肩へ打つのが一番痛かった。これも1日、2回あった
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●8階は屋上。コインランドリーが数台、そして物干場になっている。久しぶり!という感覚で青空を仰いだ。
自然の風は、冷たくて気持ちよかった。エレベーターで一気に1階へ下る。
自販機でジュースを買って飲んでいると、ドスンという音がしておじいさんが隣で転んだ。
『 大丈夫ですか? 』と近くにいた職員が駆け寄って来た。おじいさんは笑って大丈夫と頷いた。
『 前に入院したときゃぁ、何でもなく歩けたのによう、今度は力が出ねぇんだよ 』
おじいさんは座ったまま、牛乳を飲んで呟いた。苦笑いしているような、切なそうな表情だった。
『 頑張って下さい 』とだけ私は言って、またゆっくり歩き出した。
自販機の近くに、誰でも入れるセルフ式レストランがあり、中庭の木に電球がつけられていることに
この散歩で気がつく。暗くなったら来てみようと思い、部屋へ帰る。
●お向かいのベッドのTさんは喘息があり、傷が痛いのに咳が出て大変。内科の医師や薬剤師さんが
来て、診察をしていた。婦人科でも吸入器を使って咳を鎮める手配をしてくれていた。可哀想だった。
術後4日目(12月24日)クリスマス・イヴ
●主人がサンタファービーのカァダァを連れて来てくれる。
●新婚のMさんの退院が決まる。今日、帰られるそうだ。抜糸は外来で良いらしい。
そのあとスグに、Sさんが入院してくる。とても品のよい奥様だと思ったら、もう、お孫さんがいるという。
お孫さんの写真を飾っていた。娘さんは私と同じ年だということ。
昨日、新婚のMさんが『 うちはマンションで階段を上り下りしなくちゃならないから、階段へ挑戦したけど
少し大変だわ 』と言っていたので、私も挑戦する事にした。
☆最初は7階から1階へ降りてまた上がるのに40分もかかった。 でも、何回か繰り返すうち、普通にごく近いくらいに早くなっていった。 7階から1階へ下り、休んで8階へ上がる。屋上で休んで部屋へ帰る。 7階から2階へ下り、2階を回って1階のロビーへ下り、8階へ上がる。 こんな感じで、1日に何度となく、散歩して回ったので、面会に来てくれた人に 迷惑をかけることもあったm(_ _)m |
●イヴの夕飯
夕飯は豪華だった! ケーキ、エビピラフ、豆入りコンソメスープ、サラダ、チキンまで付いた。 でも、歩き疲れたせいか、サラダとスープしか食べられない。ケーキも半分だけで止めた。 しかし予想外の夕飯が嬉しかったのは、本当の気持ちだった。 |
●祭日ながら、この日はシャワー室を開けてくれたので、術後初めてのシャワーも浴びられた。
検査は2回目の膀胱鏡テストがあり、少し痛かったが、異常なしとのことで安心した。
中庭のツリーはとてもきれいだった。
●昨日左腕に差し替えてもらった点滴がまた漏れて、腕が赤くなっていた。今日で、点滴も終了なので
朝夕2回の点滴は、抜き差し(その都度、注射し、抜く)で行った(>_<)