術後2日目(12月22日)
●丸2日間寝ていると、さすがに歩きたい!という衝動にが起きてくる。身体を拭いてもらった時
『 少し背中が赤くなってきたね。危険ねぇ〜(じょくそう=床ずれを懸念している) 』と看護婦さんが
言っていた。熱で動けなかった分、そうなったのかも・・・・
●ガーゼ交換、傷の状態の確認のあと、尿カテ(尿道カテーテル=直接身体へ管を入れ、付属のバックに
尿(主には点滴の排泄物)を採る仕組み)、と背中のDIBカテ(脊髄に管を入れ直接痛み止めを体内に
送る仕組み、管の先には小さなカプセルが付いていてちょうど2日分の薬が入っている。最初自分が
何を背負っているのかわからず、邪魔な物が付いたと思っていた)を抜去。看護婦さんに手伝ってもらい
ながら紙パンツから普通の下着へ交換。そしてパジャマへ交換。
●パイプにつかまって起きる。ゆっくり、ベッドから降りた。最初にトイレに行ってみる。自分でトイレに行くと
いうことは、尿量測定(回数と量をメモし、点滴や食事の量の分だけちゃんと排泄が出来ているかチェック
すること)が始まる。トイレは、私のいた4人部屋には入り口にあったので、すぐ、行けた。便座に座ると
『 やれやれ・・・ 』と安堵の息をつくようにガスが出た。『 あ! ゴハンが食べられる(≧∇≦) 』
そして、再びベッドへ戻る。寝なくては・・・。コレは、起きるより難しかった。なんとか、横になりハァ〜と
思うと、また、ガスが出た。看護婦さんにガスが出たことを報告すると昼から食事が出る事になった。
つかまって歩いた手すり。入り口の消毒薬。 | 部屋を出るとすぐある機材たち。 |
●私は予定どおり、2日間、尿カテを入れていたが、19日に内視鏡で下から手術したKさんは、縫合部分が
カテーテルの挿入口に近かったらしく、あまりに痛いので1日だけで抜いてもらった。Kさんは、60代後半
痛みに耐え、看護婦さんに手伝ってもらいながら(その後座薬式痛み止めを使用)トイレ歩行を開始する。
お隣のMさんは、卵巣のあたりに炎症があったが、下から内視鏡で手術を始めたときには、もう、病巣部が
破裂していて飛び散った残骸を卵巣からはがす手術だけで済んだとのことで、痛みはKさんよりは、
軽かったようだ。
●昼食 (≧∇≦) 子宮は大腸、直腸、膀胱と密接した位置にあり、手術によって傷つく危険や、癒着の
可能性などあり、ガスが出なければ、食事はダメ。
でも、ガスが出たので昼食が食べられた。お粥だけかと思っていたら、おかずもついていてビックリした。
●歩くと足の付け根が痛い。そこは子宮を支えていた靱帯を切って縫った所らしい。
声がまだかすれているのでうがい薬をもらう。