術後5日目(12月25日)
●昨日で点滴が終了したので、今日からは抗生剤の内服開始。検査も無い。病院は、連休明けで
1階へは夕方にならないと行けない。すごーーく、暇な1日であった。
●看護婦さんの退院指導
プリントが用意されていて、それを読みながら退院後の生活について指導を受ける。
★ポイント
?もし、膀胱炎の症状が出たら
手術後ということで、泌尿器科ではなく、ここ婦人科へ連絡をして下さい。手術の影響で膀胱炎を起こして
いることも考えられるので。
?傷について
傷は、段々黒くなり消えていきます。しかし、赤く腫れたり化膿してしてきたりしたら、スグ、連絡すること。
お風呂ではこすって洗わないこと。
?便秘予防
適度な散歩などの運動。野菜を取ることと、充分な水分補給(糖分を含まない飲料が好ましい)の心がける。
乳製品も心がけて食べると良いでしょう。
゛の゛の字のマッサージ
おへその下からのの字を描くように、マッサージする(強い力出なくてよし)
?傷の保護
腹帯を巻く、肌着をつける。
?出血
膣の入り口はかがるように縫ってあり、まだ口が少し開いている状態なので、出血は暫くあるが
次第に薄くなり、量も減り、無くなります。
→一番のポイントは無理をしない! という事だった。
●この頃の苦しみ
これは個人差があるのだが、私の場合、腸の中でガスやウンチが動くとき、強烈に痛いのだ。
本当にものすごく痛い。1日違いで手術したTさんは、無いという。ウンチもちゃんとスンナリ出るという。
看護婦さんに訊くと、『 食事してすぐに、トイレに駆け込む人もいたりして個人差が有ります 』との
答えだった。強烈な痛み、でも、歩き回って腸の運動を助けた。辛かったな。
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術後6日目(12月26日)
●Kさん退院
内視鏡で下からの手術だったKさんが、退院した。抜糸は1月9日に外来で行い、また、別に1ヶ月検診を
受けに来るという。退院するときみんな、晴れ晴れした顔で、きれいにお化粧して、部屋を後にする。
その姿を見て、私も早く!とみんな頑張る。妊婦さんは、赤ちゃんと一緒なので更に幸せそうだ。
でも、もちろん、帰る日は遠い、長期入院の人もいるのだけど・・・・
●抜糸・抜こう
夕べ担当の医師とすれ違った時、明日、抜糸ですよと言われた。抜糸は痛いか?と訊くと、個人差が
あると言っていた。横に主人が居て、先生を困らせちゃダメだと笑われる(≧∇≦)
抜糸・抜こうは、手術を担当してくれたもうひとりの医師(手術は2人ペアでそれぞれ担当します)
M医師だった。M医師は、出入りの激しい市立病院の中では、他へは行かない、婦人科の医師部長を
勤めている人で、TVの健康相談へ出たりもしている医者である。・・・でも、おもしろい人です。
●あ!
電池を入れていなかったからよかったけど、M医師がいきなりカァダァを持ち上げ逆さまにした。
『 あれ? しゃべりませんね。 』 『 はい、電池を抜いてあります 』
『 これは言葉を覚えますか? 』 『 覚える機能はありません。 』 『 覚えない? オバカさんですね 』
『 話をしますか? 』 『 いえ、まだ。未成熟でファービー語しか・・・ 』 『 ファービー語?複雑ですね 』
枕元のリースを手に取り、『 メリークリスマス! 送ってくれる人がいてよかったね 』
(>_<) 糸と金具を抜かれている最中なのでうまく返答できない (>_<)
『 あと30個ほどで終わるよ! ウソウソ!! 』 (T^T) うまく笑えない・・・
『 ここから少し痛いかな? 』 (T^T) 金具のズルッと抜ける感触
『 消毒して、ハイ! おしまい。痛くなかったでしょ? スッキリしたね 』
『 は・・・い・・・ ありがとうございました 』
みりんとカァダァを見比べて 『 これは、ファービーのオスとメスなの? 』
『 い・・・え・・ 両方ともオスです。多分・・・』 まだ、力が入らない(T^T)
『 あ そう!! でも、仲良しさんなんだ。 ハハハハ! 』
高らかに笑って、処置を終え、去っていくM医師。消毒薬がしみて、少し痛い私。
●午後、横のベッドのSさんの手術用の点滴が始まる
●Tさんが 退院診察と、医師からの退院指導を受けてきて、明日、退院しますと教えてくれる。
二人で日が暮れてから、中庭の植木のライトデコレーションを見に、散歩に行ったりした。
●15時半、手術室入りしたSさんが、予定どおり手術を終え戻って来る。
Sさん担当のK医師が、見回りに2度来るが、Sさんが熟睡しているので、様子だけ見て、微笑んで帰る。
Tさんと 私たちの担当医師は起こして声をかけていったね、どっちがいいかなぁなんて笑い合う。
Sさんは、卵巣嚢腫。片方の卵巣に嚢腫があって、中味は牛乳1Lパック1本と少しあったという。
まず、それを抜き取り、病巣部を小さくして卵巣を摘出。もう片方の異常のない卵巣も摘出。子宮は残す。
傷を出来るだけ小さくする方法をとって、もらったと後で教えてくれた。