私が 筋腫とつきあって行く中で、貧血という事に注意しなくてはなりませんでした。
だけど、貧血って何でしょう?
職場で毎年受ける 生活習慣病検診の項目説明のチラシを見てみますと
赤血球数 | 貧血を見つける一つの手掛かり | 血色素 (ヘモグロビン)量 |
貧血の程度を表す指標で、 10/dl以下になったら 強度の貧血 |
ヘマクリット値 | 血液中の血球の容積の割合から 貧血をチェック |
血清鉄 | 鉄欠乏性貧血の手掛かり |
血小板数 | 血小板は止血に重要な意味を 持つ物で多すぎても少なすぎても 出血しやすくなります |
白血球数 | 細菌やウィルスの感染、炎症、 白血病があると数値が増減 |
特にこの中でも、血色素量(ヘモグロビン)は、血液の赤い色のもとで、赤血球中の鉄を含む
たんぱく質の一種で、酸素と結合して組織に酸素を送ります。ですから、これが減少してくると、めまい、
頭痛などはもちろん、爪の異常、酸素量の不足から関節障害、少ない量で全身を動かすので
心臓への負担も出てきます。そして怖いことに、貧血は進むと身体がそれに慣れてしまい、どんどん進行
してしまうのだそうです。
★正常値(女性)
赤血球数 | 380〜500×104/mm3 | 血色素 (ヘモグロビン)量 |
11.5〜16.0g/dl |
ヘマクリット値 | 35〜48% | 血清鉄 | 50〜150μg/dl |
血小板数 | 14〜35×104/mm3 | 白血球数 | 3300〜9000/mm3 |
◎私の場合
2000.10 | 2001.6 | 2001.7 | 2001.10 | 2001.11 | |
赤血球数 | 369 | 346 | 329 | 346 | 349 |
ヘマクリット | 37 | 34 | 32.3 | 33 | 34.1 |
ヘモグロビン | 12.1 | 11.1 | 10.8 | 11.2 | 11.3 |
血清鉄 | 243 | 130 |
子宮筋腫の経過観察というのは、初診から3ヶ月後、それからは半年に一度、診察してもらい
筋腫の大きさの変化をチェックするだけで、とくに治療というものはありません。大きくなって弊害が
身体に起きてくると、ホルモン治療、手術などを決めるのです。
私の場合、職場の医務室の非常勤の看護婦さんが、血液検査をしてくれるので、診察のない時に
貧血検査を依頼しました。7月の時点で、ヘモグロビン値が10.8へ下がってしまった時、
『 このままでは本当に貧血になってしまうので、お医者さんに相談して下さい 』と言われました。
それで8月の診断の時、数値を見せ相談すると、増血剤を処方してくれました。私はこれを8月末から
11月まで飲んで、食べ物も血を増やし、活かす物をバクバク食べました。でも、1年後の検診では、
ギリギリ値が届く程度の不安定な結果でした。
筋腫を取り除かない限り、貧血はなおらないだと、しみじみ感じました。
そのころの私は、しゃがむとおなかが圧迫されるのか、気持ち悪くなり、立ち上がると目の前が
一瞬真っ暗になったり、職場の階段を3階へ上がると息が切れたりしました。夏場は、気温の差が
きつくてクラクラしてました。造血剤が安定して効いてくるまで、何故か肋間神経痛がひどく、時々
ウッと胸を押さえるような鋭い痛みを感じていました。
でも、あちこち行くのが好きで、体調をととのえるべく漢方薬など飲んだり、疲れやすいので栄養ドリンクで
ごまかしたりして、おでかけしてましたが、夏場を過ぎていっきにその疲れがでて、秋からは、一ヶ月に一度
微熱があるような感じで、1日寝込んでしまう日があるようになってきてしまったのです。自業自得(>_<)