●2001年 12月物語
9月に希望を出したとおり、手術日は12月20日の予定。10月の診察の時、術前検診をするので
12月6日に来るように言われていました。
●12月6日
検査の為朝食抜きで、8時半の予約のため、病院へ行く。8時半少し前に、呼ばれる。
すると、1日違いで手術を受ける方がいて、その方と一緒に、検査を受けて回ることになった。
その方は、少し年輩の方で(60代くらい)、年齢とともに子宮を支える筋肉が老化し、子宮が下がって
出てきてしまうという症状で、2年通院したうえの手術だとのこと。でも、彼女は、下からの手術と
言われましたとのことで、どうやら、子宮鏡手術か、腹腔鏡下手術になるようです。私は開腹なので
少し違いますねと話をしました。
<検査内容>
1.心電図 2.肺活量 3.採血 4.検尿 5.胸部(正面・右側面)レントゲン
6. 血液凝固反応
採血の時 いつもここで、スピッツと書かれた段ボールを見ることが、あります。スピッツとはここでは試験管の
ことを差しているのですが、私は歌のスピッツのファンなので、それを思い出しうれしくなるのです。
でもこの時は、その余裕がありませんでした。というのも、1.5cmはあろうかという太い、プラスチックの管が
注射針の先に付いていたから!! ええ! それに血を採るのか?と思ったら、小さな箱に色んなラベルの
付いたアンプルが、6個入っていて、それを管に入れ採り、付け替えてまた、採るをしていました。
アンプルの付け替えの時、針が動く(腕に刺さったまま)ので、少し痛かったです。
●12月11日
検査結果を聞きに 病院へ行く。結果は問題ないとのこと。退院日を訪ねると、入院から11日めの
28日の予定だと、医師が言った。『 何もなければ、ね・・・ 』と付け加えがあった。
開腹なので、癒着、敗血症など、リスクはあるのだと、覚悟した。
●12月15日
私の今年の仕事納めです。気分は穏やかですが、おなかが何故か、張って苦しい感じの1日でした。
やはり、気持ちの奥底では、緊張しているみたいです。
それは、ひとつの選択肢です。筋腫の説明は、ネットでも、本でも沢山でてきます。治療の方法も。
でも、十人十色違うように、筋腫の出来た位置で、症状が全然違うのです。また、内膜症や、チョコレート膿腫を
併発している人、子宮腺筋症の人もいるでしょう。大きくても小さくても、本人しか、わからない辛さがあるの
です。だから、治療の方法は、納得行くまで、考えて、決める。その為には、違う病院の医師の意見を聞くのも
大切です。手術する(全摘にしても、核摘出のみにしても)ということは、正直少し怖いですが、生まれ変わるつもりで、
元気になる為に私は、選びました。だから、頑張ばりたいです。