退院後の日々
●12月28日〜退院日
退院の日は、主人が迎えに来てくれた。術後初めて、車に乗る。振動が気持ち悪い。
退院しても散歩しなくちゃと、外へ出る。
あれ????
あれほど病院の中で歩いていたのに、自然の地形は全然違う。身体中で重力を感じ、引力を足に直に感じ、
うまく動けない。スゴク、疲れる。ビックリだった。
お昼は簡単に済ませ、夜も簡単に焼きそばを作ってみる
あれ????
焼きそば2人分作るのがスゴイ重労働。立っていることが、疲れる。やはり、病院とは違うんだなと痛感する。
明日から少しづつ、体慣らしをしようと思う。
★猫に再会する
雉トラのチビがやって来た。私の顔をジッと見て、思い出したようにニャァと鳴いた。ほんの10日前は
食事に集中出来ず、食べては遊び、思い出しては食べ散らかしていたあの子が、きちんと食べ、自分でボール
遊びをし、膝に乗ってきて眠った。猫の10日は、人間時間のどのくらいなのか????
しーにゃがやって来た。やはり、私の顔をジッと見てから、頭をこすりつけてきた。エサのおねだりだ。
しーにゃは、外を駆け回っているらしく、少し汚れていて、傷もあったが元気だった。他の猫たちは、最近来ない
という。1月〜3月は猫の繁殖期なので、遠征に出かけたのか・・・
●12月29日〜30日
ガスやうんちが動くときの腸の痛みはまだ、消えない。入院中は、わからなかったが、傷のあたりの感覚が
戻ってきたらしい。今まではどうも痺れた感じだったようだ。私の縫合の跡は、へそ下タテに10〜12cmほど。
横に小さな跡が13,大きく横に3つ跡がある。段々、生き返る細胞に驚く。
未消化のようなひどい下痢は、3日間続いた。でも、薬を今飲むと、逆に便秘になると困るので自然に任せる。
年の瀬の大安売りで野菜ジュース、1ケース12本入り購入。
カレーを時間がかかったが作ってみる。病院ではあまり出てこなかったので、おいしかった。
●12月31日
大晦日。年末の大掃除を主人がやってくれる。掃除機、窓拭き、半日以上かけてやってくれた。
私は、大分歩くのも楽になり、距離も伸ばせるようになってきた。野菜ジュースと散歩。ひどい下痢は
普通の軟便に戻りつつある。オナカが動く時の痛みは、まだ、ある。出血は、減り始めた。
★ビックリ
夜、お風呂から出て、腹帯を着けようとして、『 あ! 』と気づく。へそのあたりに小さな血痕が・・・
傷を見ると、ほんの少し黒く変化した先に針でさしたような穴が空いて、そこから血が滲んでいる。
あわてて、傷薬をつけて、腹帯をし、早めに休んだ。
●2002年 1月1〜3日
傷からの出血は無いが、やはり、穴が空いたように見える。でも、化膿した様子もないので、放っておく。
下痢は止まり、普通の軟便。腸が動くときの痛みも減ってきた。オナカからの出血も薄くなってきた。
身体をひねれるようになってきた。座った状態から身体を伸ばしたときの違和感も減ってきた。
・2日
ファミレス、ゲーセンへ行く。初めての人混み。人にぶつからないように、転ばないように歩く。
短い時間でも、とてもタノシイひとときだった。
●1月4日〜6日
主人と快気祝いのお返しを見に行ったり、親戚、知り合いを回って、お年玉を配ったりした。疲れはあまりなく
回復を実感するが、無理は行けないので、家に戻って休む。
・6日
術後18日目。布団を干し、取り込むに成功。掃除機は中腰でホースを動かすと、気持ち悪くなるので、
姿勢正しくホースを動かす。初めての運転。身体をひねれるようになってきたので、成功。
でも、やはり、運転は疲れた。少しづつ、距離を伸ばそう。
●看護婦さんの退院指導や医師からの退院指導の話を思い出しながら、過ごした退院後の10日間。
ガスが動くときの腸の痛みは治まった。オナカからの出血はまだ、薄くある。
辛くても休みながらでも、毎日少しづつ歩いた事が、一番良かったかなと思う。もっと元気を取り戻すまで
頑張ってみようと思う。