海を見ていたの ある春の日
まだ誰も遊びに来ていない
海は まるでさみしくて
水面が透き通るような涙色
たくさん 泣いたあとみたいだった
ザワザワ 波が歌ってる
ボクは ジッと聞いていたよ


ねぇ 君は海の向こうから飛んできて
ここで 咲いたの?
もしそうなら スゴイな
また 春が行く頃 一緒に飛んで行くんだね


潮風が 冷たいね
少し寒い砂浜も 君と一緒なら大丈夫
大きな波が しぶきあげて はじける
君は 驚いてボクにしがみつくけど 平気だよ
あれは 海の挨拶
よく来たねと 喜んでるのさ

風の行方を知りたくて
ボクの心の片隅で
冒険心が動き出す

耳を澄ませ
目を凝らせ

海賊になる夢を
今日は 見るかな・・・

太陽の光の子供たちが
海の上で 踊ってる
キラキラと金色の反射が
テンポ正しく ステップをきざむ

春の潮騒のワルツ
心地よくて ボクも
ワルツのリズムで 眠りそうだよ

おやつを食べたら 帰りましょう


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